M-1グランプリ2007決勝
21日から九州の研究会に行ってまして、羽田空港に着いたのが6時。最速で家に帰ったんですが、ちょうどトータルテンボスのネタが終わったところでした。というわけでそこから最後まで見て、続けてビデオで最初の方を見直しました。なので僕は笑い飯〜トータルテンボスまでは結果を知った上で見てます。
ちなみに事前予想はこちら。
決勝1回戦
一応M-1っぽく採点してみます。
- 笑い飯 90点
ハッピーバースデー、宇宙戦争と同じタイプのネタ。僕はかなり笑ったけど、それは単に自分が笑い飯を好きだからか、ビデオで見直したからですね。やっぱりトップバッターはきつかった。笑い飯は正統派漫才の後でこそ生きますよね。 - POISON GIRL BAND 70点
やっちゃった…て感じ(^_^;) 沈黙が長いんだけど、それを生かせてなかった。 - ザブングル 78点
「悔しいです!!」をいつ言うんだろう、いつ言うんだろうってそればっかり気になった。ブレーキはウケたけど。あんなブレーキのかけ方は無いわ(笑) - 千鳥 81点
M-1向きのネタではなかったかなぁ。結局大きな笑い所は3つの動作と最後のオチの4回しかないですよね。でも3つの動作が繋がると見せかけて繋がらないっていうオチは、審査員には評判悪かったけど僕は大好きです。 - トータルテンボス 95点
施工主の馬鹿!!とかジンギス館とか、ラストチャンスにかけてきたのがよくわかるネタでしたね。逆に言うと、あざとい(笑)。 - キングコング 83点
久しぶりに漫才するところを見たけど、入り方が全く変わってなくて良かった。が、開始からいきなりテンポが速すぎ。しかも期待が高すぎた分、ショップ店員とかオウム返しとか有名人とバッタリとか、とにかく今更な展開のネタで残念。でもワンサイズとエクササイズをかけたところは上手かったですね。 - ハリセンボン 71点
やっちゃったコンビその2。…と思ったら高評価でビックリ。ボケが弱すぎる。おしゃべりクソ野郎に怒られると思いつつ(笑)言わしてもらうと、観ながらでも「今のボケはもうちょっと推敲できるだろう」と思ってしまった。「天狗を見かけた青森」とか、はるかが晴菜にブチギレるタイミングとか。あと晴菜のツッコミ方が凄い違和感。
ここで笑い飯の敗退が決定。西田の「一歩も動かへんぞ!!!」は爆笑。大して面白いフレーズでもない「茶の間」を連呼するのも哲夫らしい。 - ダイアン 80点
やっぱり、いちいち袖にはけるのが著しくテンポを殺いでしまっている。てかなんで「かけがえのない物=ハンガー」で大ウケを取ったのに「カブトムシの幼虫を食べる」でお客さんを引かすかなぁ(笑)しかもオチで。 - サンドウィッチマン(敗者復活) 87点
なんかボケの伊達みきおのしゃべり方や外見がハチミツ次郎に見えた(笑)。そんな事を思ってるとツッコミの富澤たけしも松田大輔に見えてきた(笑)。ネタ自体は面白かったけど、うーん…ボケは一個一個は面白いけど並列だし、アンケート自体に意味やストーリーがあるわけじゃないし、このネタ単独で言うと最終決戦行けるかは微妙。でも(この時点で)3位のハリセンボンはもっと微妙(^_^;)
最終決戦
- トータルテンボス
最後の、今までのボケを全部受け入れちゃうのが最高。ある意味で「今日のネタのハイライト」。てかサイババってあんなんだっけ(笑) - キングコング
終わった時は正直「一票も入らないだろうな」と思った。 - サンドウィッチマン
104に「お疲れ様でーす」(笑)。でもピッツァって…古いなぁ(^_^;)
僕ならトータルテンボスに一票。
決勝の審査員
審査員として的確な審査・コメントをしてくれるオール巨人とラサール石井、先輩として、師匠としての目線で後輩を見守る中田カウス、大竹まこと。この4人は審査も安定していたし、採点にも納得だったんじゃないかな。特にラサール石井が復帰したのは本当に良かった。
上沼恵美子もハリセンボンの評価が高すぎる気がしたけど、ただの同性贔屓じゃなくてしっかりした根拠があったから納得。
松っちゃんと紳助は…いつも通りでしたね(^_^;)
準決勝の審査
千鳥とPOISON GIRL BANDは決勝に何度出ても低評価で、本人も番組も損してる。決勝に上げる必要はあるんですかね。まぁ今回は麒麟を落とすので精一杯だったのかもしれないけど。
初めての決勝だったハリセンボン、ダイアン、ザブングルも疑問。ホント今更だったし、(誤解を恐れず言うと)この3組が優勝できると準決勝の審査員は本気で思ってたんでしょうか。