「イーグル・アイ」を見てきました。

総指揮スティーブン・スピルバーグ、監督D・J・カルーソー、主演シャイア・ラブーフの話題作「イーグル・アイ」を見てきました。見たのは2週間ほど前なんですけど、書くタイミングを逃したので今頃になってしまいました。伏せてはいますが若干ネタバレ気味なので畳んでおきます。

「声の網」のリメイク!?

予告を見て「なんか星新一の『声の網』みたいだな」と思ってたんですが、実際に見てみたらまんま「声の網」でした…。たぶん「声の網」を知らなかったら、全知全能の神のごとき完璧な行動をとる「犯人」の正体を知ったとき衝撃を受けると思うんですけど、僕は知ってる(?)状態で見たのでいまいちハラハラできず(-_-)
まあ「声の網」で一度戦慄してるんですけどね。なので、「声の網」を読んだことのない人なら十分楽しめるかと思います。あ、「声の網」はめちゃくちゃ面白いので機会があったらぜひ読んでみてください。こちらの方の紹介が素晴らしいです。ていうか最近のはこんな可愛い表紙になってるんですね(^_^;)

贅沢なアクションシーン

シナリオではハラハラできませんでしたが、アクションシーンではカーチェイスをはじめ、ハラハラするシーンの連続でした。「犯人」のやり方が人間離れした力技なので、ハラハラというかハチャメチャでしたけど。同じ監督、同じ主演だった「ディスタービア」よりお金かかってるなぁ…と思いました(笑)。クライマックスの盛り上がり方も好き。
ただカメラが寄り過ぎてたり、夜の暗いシーンが多かったりと何をやってるのかわかりにくいシーンがちょっとあったのは残念。

結末はちょっと不満

せっかく「犯人」は国防省長官を大統領にしたがっている、という伏線を張ったんだから、ラストシーンは「彼女から国防省長官に電話がかかってきて終わり」でしょ!そこは「声の網」と違うんですね。2人の主人公がどうなったかなんてどうでもいいから!(暴論)