ミランと戦うということ

「Jのお荷物」とまで揶揄(やゆ)されたダントツ最下位のクラブは、当時すでに欧州随一の名門だったセリエAの雄と、15年の歳月を経て、同じ舞台で戦うまでになったのである。そして彼らは、ミランという名門を相手に、アジア王者として、そしてJリーグの代表として、決して恥ずかしくないプレーを世界に披露して見せた。

「内容は完敗」「ヨーロッパとの差は歴然」といった見出しがネットに並ぶ中、宇都宮さんは遥か先を見ている。