オランダに0-3で敗戦

W杯本番まで時間がそれほどない今、岡田監督はもう戦術を変える気はない、選手選考を変える気もない*1、協会も岡田監督を替える気がない、そんな状況で行われたワールドクラスの相手との親善試合。

アジアではトップクラスのチームになった。では次に日本が世界と戦うことを考えた時、その差を埋めるものは何か。一人で試合を決められる選手はいない、スピードでは追いつけない、フィジカルでも勝てない、身長の差は埋めようもない…そこで岡田監督が求めたものが「90分間全員でかけ続けるプレス」だったわけです。これはオシムの時とそれほど変わっていません。

では、実際どうだったのか。

オランダはパスが繋がらない、まともにシュートが打てない。スナイデルは苛立ちからラフプレイに走る始末。日本のプレッシングサッカーはオランダに十二分に通用しました。ただし、それは70分間だけ。日本のスタミナが切れた残りの20分は立て続けに失点してしまい、オランダにやりたいようにやられてしまいました。

さて、繰り返しになりますが日本代表には時間がありません。これから日本代表がやらなければならないことは何なのか。

それは監督を更迭したり、選手や戦術の大幅な変更をすることではなく、「世界に通用する70分」を少しでも長くすることじゃないでしょうか。その答えはペース配分にあるのか、選手起用にあるのか、選手交代にあるのか、それとも…

*1:もう石川も呼ぶ気ないんですよね?